植物日記 | ボタニカルアート

日々の出来事や季節の植物などについて書いています

ポリクロマ (ボタニカルアート・作業工程)

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今年の4月頃に上野駅青山フラワーマーケットで見つけて、
一目惚れして買った「ポリクロマ」。チューリップの原種だそうです。

 

チューリップってだいたい園芸品種なのでしょうか。
あまり詳しくないのですが、魅力的な花のひとつです。

 

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チューリップの花びらはだいたい閉じているものですが、
ポリクロマ閉じたり開いたりするそうで、買った時は花びらが閉じていたのですが、家にもって帰ってみてみたら、全ての花が開いていました。
植物画一日の間に形が変わるのは何か不思議な感じがしますね。

 

さて、もちろんボタニカルアート用に買ったのですが、4月に購入してからまったく手をつけていなかったポリクロマを、いい描こうと思い立ち、この間描き上がったので行程をアップしようと思います。当然花はとっくに枯れていて姿形もなく、写真をみながらの作業です。(本当は実物を見ながら描きたいのですが、描いてる途中でだいたい枯れてしまいます・・・・・笑)

 

(線画)

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葉の形が特徴的です。主脈から側脈が横に何本も走り、

何個ものブロックで構成されているような、いわゆる良く見る

タイプの葉とは違い、平面的かつ湾曲した形の葉なので、

あまり描きやすい形ではありませんが、

逆に上手く描ければ素敵な画になりそうな予感です。

 

(塗り1)

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白い花は画用紙の白を残しながら、影をつけて

白を表現する必要がありますが、

先に花を塗ってしまって影が濃くなりすぎた場合、

バランスをとるため、葉の部分をさらに濃くしなければ

なりません。

なのでまず葉の部分を先に塗り、

全体の濃さを大体どれくらいにするか決めてから

花を塗る事にしました。

 

 

(塗り2)

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葉の部分の濃さが大体きまったので、

花を塗り始めます。

 

(完成)

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完成しました。球根の色もアクセントになっていて

素敵な植物です。もう少し上手く表現できると良いのですが・・・笑

日々練習です。